VAT
カテゴリ: 法規制・税務
VAT(Value Added Tax)は、付加価値税の略称で、EU加盟国で適用される間接税です。商品やサービスの付加価値に対して課税され、最終的に消費者が負担します。越境ECでEU向け販売を行う場合、VATへの対応が必要です。
VATの仕組み
VATは製造・流通の各段階で課税されますが、事業者は支払ったVATを控除(インプット税額控除)できるため、最終的な税負担は消費者が負います。日本の消費税と同様の仕組みですが、税率や適用範囲は国によって異なります。
EU各国のVAT税率
EU各国の標準VAT税率は以下の通りです(2024年時点)。
- ドイツ:19%
- フランス:20%
- イタリア:22%
- スペイン:21%
- オランダ:21%
- ベルギー:21%
軽減税率が適用されるカテゴリー(食品、書籍など)もあります。
越境ECにおけるVAT
EU向け越境ECでは、以下のいずれかの方法でVATに対応します。
- IOSS利用:150ユーロ以下の商品、販売時にVAT徴収
- DAP配送:顧客が輸入時にVATを支払う
- DDP配送:セラーがVATを負担し、価格に含める
- 各国VAT登録:しきい値を超える場合は各国で登録
VATコンプライアンスの重要性
VATコンプライアンスを怠ると、罰金、追徴課税、市場からの排除などのリスクがあります。特にAmazonなどのマーケットプレイスでは、VAT番号の登録が出店要件となっているケースもあります。