GDPR
カテゴリ: 法規制・税務
GDPR(General Data Protection Regulation)は、EU一般データ保護規則の略称で、EU圏の個人データ保護に関する法規制です。越境ECでEU顧客の個人情報を取り扱う場合は、厳格なデータ保護措置が必要となります。
GDPRの適用範囲
GDPRは以下の場合に適用されます。
- EU域内に拠点を持つ企業
- EU域内の個人にサービスや商品を提供する企業
- EU域内の個人の行動を監視する企業
日本企業でも、EUの消費者に越境ECで販売する場合はGDPRの対象となります。
GDPRの主要な要件
- 同意の取得:データ収集前に明確な同意を得る
- データ主体の権利:アクセス権、削除権、ポータビリティ
- データ処理の記録:処理活動の文書化
- データ保護責任者(DPO):一定規模以上で任命義務
- データ侵害通知:72時間以内の報告義務
違反時の制裁金
GDPR違反時の制裁金は非常に高額です。
- 軽微な違反:1,000万ユーロまたは全世界売上高の2%のいずれか高い方
- 重大な違反:2,000万ユーロまたは全世界売上高の4%のいずれか高い方
越境EC事業者の対応策
越境EC事業者がGDPRに対応するためには、以下の措置が必要です。
- プライバシーポリシーの更新
- Cookie同意バナーの設置
- データ処理契約(DPA)の締結
- 顧客データの適切な管理体制
- データ削除リクエストへの対応フロー