保税倉庫モデル

保税倉庫モデル

保税倉庫モデル

カテゴリ: 物流・決済

保税倉庫モデルとは、対象国の保税区域に商品を事前に配置し、注文を受けてから現地で通関・配送を行う越境ECの物流方式です。特に中国市場での越境ECでは主流となっています。

保税倉庫の仕組み

保税倉庫は、正式には保税区域内倉庫と呼ばれ、関税や消費税が課されない特別なエリアです。商品は「輸入前の状態」で保管され、消費者から注文があった時点で個人輸入として通関処理が行われます。

保税倉庫モデルのメリット

  • 配送時間の大幅短縮(中国で3〜5日)
  • 顧客体験の向上
  • 個人輸入扱いによる関税優遇
  • 返品処理が国内で完結
  • まとめ輸送によるコスト削減

中国の保税倉庫

中国には杭州、寧波、上海、広州、深圳など各地に保税区域があります。これらの保税倉庫を利用することで、中国消費者への配送が3〜5日程度まで短縮されます。Tmall GlobalやJD Worldwideでの販売には、この保税倉庫モデルの利用が一般的です。

保税倉庫モデルの課題

一方で、保税倉庫モデルには在庫リスクという大きな課題があります。売れ残った在庫の処分や、商品劣化のリスクを考慮する必要があります。また、保税倉庫の利用料、システム連携費用、在庫管理コストなどの固定費も発生します。

どちらのモデルを選ぶべきか

直送モデルと保税倉庫モデルは、商品特性と販売規模によって使い分けます。売れ筋商品や回転率の高い商品は保税倉庫に、多品種・少量販売の商品は直送でという組み合わせが効果的です。