成功事例から学ぶ越境ECのポイント
越境ECに取り組む事業者が増えるなかで、うまく軌道に乗せている例には、いくつかの共通点が見えてきます。この記事では、越境ECの成功事例からくみ取れる考え方を整理し、これから海外販売に挑戦する際のヒントをまとめます。
成功事例に共通する考え方
うまくいっている事業者に共通するのは、「良い商品を並べれば売れる」という発想にとどまらず、現地の顧客の視点に立って売り方そのものを組み立てている点です。商品説明を現地の言語や感覚に合わせて用意し、その国で使われている決済手段や配送方法を選べるようにしておく。こうした細やかな配慮が、初めて購入する海外の顧客の不安を和らげ、リピートにつながっていきます。多くを一度に広げようとせず、まずは特定の国・特定の商品ジャンルに集中して成功体験を積む姿勢も、共通してみられる特徴です。
実践に向けたヒント
これから取り組む場合は、いきなり大規模に展開するよりも、小さく始めて反応を見ながら改善していくアプローチが現実的です。売れ行きや問い合わせの内容、返品の理由といったデータを丁寧に見ていくと、現地の顧客が本当に求めているものが少しずつ見えてきます。物流や関税、決済といった実務面のつまずきは、経験者の情報や支援サービスをうまく活用して乗り越えていくとよいでしょう。試行錯誤を重ねながら、自社の商品と相性の良い市場を見極めていくことが、越境ECを長く続けるための土台になります。